前回からの続きです。
「通学不要」と「シニア割引」!
私が図書館司書の資格を取ろうと思ったきっかけは、資格取得までの全過程をオンラインで履修可能な大学があると知ったことでした。
それが八洲学園大学です。
神奈川に校舎がありますが、基本的には通信制の大学です。四年制大学としても入学できますが、すでに大学を卒業した人が図書館司書の資格を得る場合は、科目等履修生として、特定の科目だけを受講し、必要な単位を取ればOK。
授業は主にテキスト履修(教科書による自習とレポート)で、スクーリングは決められた時間にオンラインで行います。新型コロナ禍でウェブ会議が一般的になりましたが、あのような感じかな?
スクーリング日時の選択肢は少ないですが、それでも大学に足を運ばずにオンラインで完結するというのは、仕事をしている人にはありがたい。ちなみに、希望者は大学で受講することもできるようです。
そしてもうひとつ、このコースの大きな特徴は、シニア割引があることです。
詳細は公式サイトを確認していただきたいのですが、50歳以上の受講生は、半年間の学費が通常の約半額、10万9千円(+入学金、管理費別途)になるというもの。受講期間中に50歳になる人も該当するようです。
こっ、これは…
お歳ごろのメリットとして、これを使わない手はないでしょう!
ということで、これですっかりその気になった私は、申し込みに必要なもの(書類等)や、具体的な受講方法、具体的なスケジュールを調べ始めました。それどころか、この時点で入学願書まで書きました(笑)
でも、詰めていくうちに「あれ?」ということが。
申し込みに急ブレーキ!自分にできるかどうかを再検討
講座の詳細を見ていくと、「○○の受講は××の履修後が望ましい」という特記事項がいくつかあることに気がつきました。それに沿ってスケジュールを組むと、試験日とスクーリングの日が重なってしまう教科があったのです。
これではどちらかの教科の単位が取れず、半年での資格取得ができなくなってしまう。
どういうこと?何か別の方法があるのかな?
1人で考えても埒が開かないので、事務局に問い合わせてみました。ただしこのとき、「こことここが重なっています」という指摘ではなく、「この条件で、どのようなスケジュールが組めますか」という言い方で聞いたのです。(自分が何か勘違いしているのかと思いまして…)
すると、事務局から来た回答は、私が危惧した「重なってしまう」スケジュールの提案でした。
あれ…不備に気づいていないのか。
この学校は、通常1年かかる図書館司書の資格を「最短半年で取得できる」点が大きなアピールポイントなのですが、実は司書資格取得の「専用コース」があるわけではありません。資格取得のためのガイドラインはありますし、スケジュールを組む際に相談にも乗ってもらえるようですが、基本的には色々ある講座を自分で組み合わせ、半年でも履修できる、ということなのです。
だから事務局では、細かい部分まで確認していなかったのかもしれません。(ちなみに後日、その部分のスケジュールは変更されていました)
さらに、受講生のデータを見ると、実際には半年で終えられた人ばかりではないようで。というよりもむしろ、1年以上かかっている人のほうが多いような…
でもシニア割引は半年間のみで、それ以上は学費が別にかかってしまうんですよね。
うーーーん。これはちょっと… 自分にできるかどうか、不安がある、かも。
八洲学園大学は、司書資格取得後に就職相談にも乗ってくれるのも特長の一つで、司書としてすぐに働きたい人には、きっと心強いはずです。
でも私の場合、この段階でそこまでは考えていませんでしたし…
突如急ブレーキがかかったところで、たまたまネット上で、こんな口コミを見かけました。
「八洲学園は受講のスケジュールが限られているので、1科目でも落とすと学籍を半年間延長しなければならなくなる。でももう一つの大学は、各科目の試験のチャンスが二か月ごとにあるので、結果的に資格取得までの時間も費用も少なく済む」
このままの言葉ではありませんが、こういう趣旨のコメントでした。
もうひとつの大学?
オンラインで完結できるところが、他にもあるんだ?
お待たせしました(笑)、ここでようやく、我らが近畿大学の登場です。我らって。