近畿大学通信司書で勉強を始め、まずはじめにぶつかる壁は、「レポートについて」の諸々かと思います。・・・「かと思います」なんて書きましたが、私がそうでした(笑)。
で、ネットを検索してみると、「近畿大学司書合格レポート」などと書かれた先達のサイトが、結構あるんです。
今回のテーマは、こうした「人様のレポートは参考になるか、参考にしていいのか」というハナシです。
これは私見ですが。そうした公開レポート(?)は参考になる点もありますが、場合によっては、逆に痛い目にあうこともあります。多分。
どういうところが参考になるか、どうすると痛い目にあうかについて、順に説明します。
まず前提ですが、近畿大学では他人のレポートを写すことを禁じています。コピーだと分かった場合、その科目は受講資格取り消しとなるそうです!これを念頭においてください。
なお大学側ではネット上の公開レポートも把握しているようで、時折KULeDにも警告が出ていました。
他の人のレポートで参考になるところ
私がレポートで戸惑ったのが、何を、どんなふうに、どこまで詳しく書けばいいのか見当がつかなかったことでした。ほら、何せ現役大学生だったのがウン十年前ですので…ゴホゴホ。
そんなときに他の人のレポートを見る(あえて「読む」ではなく)ことで、どの程度書けばいいのかが、なんとなくわかる。参考になる点は、これにつきます。
ただしその場合、いろんな人のレポートを見てみることをお勧めします。そうすることで、内容の濃さも文の洗練具合も、人によってまちまちなことがわかります。極論を言えば、レポートの原則を守ったうえで「自分なりに書けばいい」ということがわかると思います。
また、レポートに記された参考文献は大いに役立ちました。面白いレポートがあったら、その人が何を参考にしているかをチェックしてみるとよいかも。
他の人のレポートに関して、やってはいけないこと
「やってはいけないこと」というと極端ですが、これはやめたほうがいいよ、ということ。コピーは言わずもがな「ダメ!絶対!」ですが、「ちょっと参考に」というつもりでも、やらないほうがいい(と思った)ことがあります。
しっかり読み込むことと、プリントアウトすることはNGであると、実体験として(笑)申し上げたいと思います。
なぜなら、そうしたレポートを読んだ後、いざ自分の言葉で同じテーマを書こうと思っても、無意識に参考にしたレポートに引っ張られてしまうのです。特に「よく書けたレポートだな」と印象に残ってしまうと、そこからなかなか離れられなくなります。ましてプリントアウトなんてしようものなら、つい何度も読んでしまう…
ときどき音楽業界で「パクリ疑惑」がありますが、ああいうのも、記憶に残った楽曲に無意識に似てしまうってことなんだろうなあ、などとずいぶん遠い業界のことを連想してしまいました。
レポートは自分の言葉で書くことが重視されます。他人のレポートどころか参考文献でさえ、提出後に「××と酷似しています」と指摘され再提出…ということもあるとか。(それで悩んでいる書き込みがKULeDにありました)
もし他の人のレポートを参考にするなら、「サッと一読する」という程度で留めておいたほうが、むしろあとあと楽なんじゃないかな、と思います、経験者として(笑)。
あとは、たくさんの参考文献を読み込んで、自分で理解を深めれば、他の人のレポートを読んでも「似てしまう問題」は起こらないかもしれません。とはいえそこまでできるなら、そもそも人様のレポートをあてにする必要もないでしょうけど!